シンゴジラ 感想
一言で要約するとエヴァンゲリオンだったよ。
それじゃあんまりにもあんまりだからもうちょっと書く。
朝一の上映で座席の左隣には小学生ぐらいの子供、右隣には60ぐらいのおじいさんが座っていた。左はゴジラだからと言う理由で親が連れてきたんだろう。右はゴジラだからと言う理由で童心に返りたくて来た子供だろう。
庵野だから来たと言う自分が場違いのように思えてきた。
しかし、実際に上映されると、どうやら想定されていた視聴者は自分のようなオタクのようだった。
簡単に説明するとエヴァ一話使徒、襲来を2時間にして、シンジ君やエヴァを取り除いたら大体シンゴジラになる。終盤の方はヤシマ作戦。
と言うかヤシマ作戦(色んな意味で)
大人が有能って素敵。
ゴジラと言う未確認巨大生命体が現れた時の、再現VTRとでも言うべき様な内容になっている。
311の時の原発事故対応映像から人間の心理的な描写を引っこ抜いた様な感じだ。選択と決断のシーンが大量にある映画ではあるが、そこに心理的な部分はさほど無い。
登場人物は多いが主要人物は少ない。
と言うか名前を覚えていない。覚えさせる気もさほど無い構成になっていた。
様々な角度からゴジラの対応に迫られる人々が描かれている。
そしてゴジラが町を破壊する。その破壊されていく情景が好きなら見に行くべき。
パシフィックリムと比較すると日本のCGしょべぇとか、わざわざ特撮にする意味あったの?とか思う部分はあるけれど、それでも町が壊れていく姿に心地よさを感じた。
そしてシン・エヴァンゲリオンを半分放棄して作ったのがエヴァってどういうこと何でしょうね?
自分はゴジラやウルトラマンを自分で作りたいから、その資金集めの為にエヴァを作っていると思っていました。
しかしシンゴジラはシン・エヴァンゲリオンを作るための練習作のように思います。