君の名は。感想
バレ全開
今までの新海誠作品のストーリーと基本的な構造はなんにも変わっていません。
新海誠で見たことあるのは、ほしのこえ 秒速5センチメートルの二作ですが、
どちらも男女の距離(物理的な心理的な)が主題でした。
今回は境界線を越えると言うのも副題的に入ってるのでしょうね。(どこかに入る、出るだけのカットが異様に多い)
君の名は。で唯一違うのは距離の離れた二人がもう一度出会う部分だけでした。
本当は君の名は。でも今までと同じような落ちにしたかったのでは?と個人的には思っています。
三葉を助ける為にあの世とこの世の境界線を越えた瀧でしたが、
その場所に行くと一番大切な物を奪われると一葉が語っていました。
三葉は自らの分身である口噛み酒を奪われましたが、
瀧君は何を奪われたのでしょうか?
童貞?
映画が終わった後、周りの観客からは面白かったと言う声ばかりでした。
実際面白かったです。新海誠を知らず、RADWIMPSが好きならばもっと面白かったでしょう。
あえてケチつけるならiphone5がiphone6になっていたらイヤでも時代が違うって解るよなぁってぐらいですね。(4インチと4.7インチの差はでかい)
あと、2016年と2013年だと日付と曜日がズレるので、何度も入れ替わっていたら曜日のズレがイヤでも解るだろう。特に日記をiphoneで書いてる三葉ならなおさら年数の違いを理解出来そう。
と言った所で、本編で夢で見た事は忘れてしまうと明言されているので、忘れたと言われてしまえばそれだけですし、こんな重箱の隅をつつくような所しか欠点が無い素晴らしい作品です。
新海誠を見ると鬱になる人以外は是非見に行きましょう。
新海誠を見ると鬱になるタイプは、今回のでも鬱になるから気にせず鬱になろう!
まず鬱になる人はなぜラブストーリーが常に映画館にあるか考えて欲しい。
みんな青春やラブストーリーを体感したいからに他ならない。
オタクだから青春を味わえなかったんじゃ無い。
別にオタクじゃ無くても、美しい青春なんてそう易々と手に入らない証拠そのものなのに。
追記
両者ともにiphone5らしい?