落果聖のたいにーblog

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シンゴジラがなぜ賛否両論になるのか

完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な映画が存在しないようにね。

 

村上春樹をパクって見た物の、シンゴジラの場合には当てはまらないでしょう。

 

シンゴジラは意図的に人間ドラマを削っている。

 

その一点によって評価が割れているのだと思います。

自分が見てるとき隣で見てる子供が途中で飽きてきたのか身体をよく動かしていました。

 

そりゃ大人達が会議して、どうやってゴジラを倒すかを見るよりは、戦闘機が出てきたり、ゴジラが火を噴いたりしてる方が派手で楽しい。自分もそう言うシーンがもっと見たかった。

 

パニック映画として見るのならば、もっと町中恐怖で逃げ惑う人間が出てきて欲しい。ゴジラと政治的判断が映画の9割以上で、一般市民はおまけでしかない。

 

もしもゴジラが日本に来た時のシミュレーション映像としては100点満点なんだろうけれど、元からゴジラでイメージする物がみんな違う。

 

自分はゴジラVSモスラが最初に見たゴジラだった。ようするに怪獣プロレスのゴジラが自分の中でのゴジラだ。

だから子供時代にこのゴジラを見せられたら「こんなのゴジラじゃ無い」って拗ねていたと思う。

 

もっとも自分がゴジラを見に行った理由は、庵野監督の病状確認だったわけなんだけどw(良好そうでなによりです)

 

ハリウッド版ゴジラも二種類存在していて、ゴジラのイメージが人によって異なっているのに、誰もが納得するゴジラなんてどうやって作るのさ。

 

そんな物を作るよりは既存のゴジラ像を引用しつつ、新しいゴジラを作る方が正解だ。実際試みは成功している。

 

大体映画で意見を合わせようとしてはいけない。

 

デートでいっちゃ行けないデートスポットは映画館ですからね。

 

2時間近くも会話無しで同じ映画を見ていたら着眼点は変わってきます。

音響設備が気になる人も居れば、役者の演技が気になる人も居ます。

ストーリーよりもアクションを重視する人もいます。細かく分けていけばキリがない。

 

そんな中でどうやって討論が成立する?

するわけが無い。

 

そう言うわけで賛否両論になるのが普通だったりする。

ただ、シンゴジラは議論が好きなオタクが視聴者層に多いから賛否両論に見えるだけでしょう。